【魔人探偵脳噛ネウロ】娯楽漫画、悪魔と女子高生が挑む異常な謎解き

漫画
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どうも、僕です。

漫画には様々なジャンルがあります。
アクション、ラブコメ、ギャグ、ファンタジー、etcetc……。

そんな中、作者自ら娯楽漫画と呼ぶ中々珍しい漫画があります。
しかも、メインの登場キャラクターが悪魔女子高校生というのですから
なおさら珍しい。

キャラクターだけ見るとファンタジーっぽいのですが
読んでみればミステリーなのか、ギャグなのか、非常に判断に困る内容。

ただ、一つ言えることがあります。
それは【魔人探偵脳噛ネウロ】は、超王道少年漫画だということです。

それでは、この唯一無二の漫画を紹介していきましょう。

魔人探偵脳噛ネウロとは?──ジャンプ史に残る異端の探偵漫画

簡単な作品紹介

  • 作者:松井優征(本作がデビュー作。『暗殺教室』の前作)

  • 連載時期:2005年〜2009年(週刊少年ジャンプ)

  • 巻数:全23巻(完結済)

  • ジャンル:異能×ミステリー×ブラックコメディ
    (作者曰く『推理物の皮を被った単純娯楽漫画』)

主人公は二人組のダブルメインシステム

一人(?)目 脳噛 ネウロ(のうがみ ねうろ)

かなり奇天烈な名前をしている通り
ネウロは日本人ではありません、それどころか人間ではありません。
いわゆる、魔人です。

重火器をものともしないフィジカル
人並み外れた特殊技能
そして、自身の命より優先する食欲

もう設定がバグっています。
どちらかと言えば、アクション漫画で倒されるべきラスボスの設定でしょう。

しかし本作は諸事情により
このネウロが人間界で生まれる『謎』を解いていくことが物語の主軸となっております。

こんな化物、通常だったら誰も相手なんかできません。
しかも、作中に出てくるキャラクターはほとんど普通の人間なのです。

一体、誰がこんな人外の相棒を押し付けられるのでしょうか?

二人目 桂木 弥子(かつらぎ やこ)

さて、二人目の主人公である桂木 弥子という女子高校生です。

いや、魔人の相方が女子高校生て!!
それどんなギャグ漫画!?

いやまあ、本作は確かにギャグ要素が強めで
桂木 弥子はオチを任されることが多いです。

だからと言って、魔人の相手を女子高校生に任せるとは……。
いきなりガンダムに乗せられたアムロ並に過酷な人事ですよ、これは。

ところがどっこい。
この桂木 弥子、最初はか弱いただの女子高生なのですが
物語が進むにつれ、相応に成長していくのです。
それこそ、最後には魔人の背中を預けられるほどに。

桂木 弥子の成長がきれいに描き切れている。
だからこそ、この漫画は超王道少年漫画と言えるのです。

読者を選ぶ!?魔人探偵脳噛ネウロの魅力と狂気

ジャンプの中で異質すぎる世界観

すでに主人公二人の設定でお分かりかと思いますが
この作品、少年漫画としては世界観が独特過ぎます。

例えば、脳噛 ネウロ。
ネウロは魔人という設定上、作中最強の状態で登場します。

いや最強の主人公て、そんな雑な設定、天下の少年ジャンプでやっていけるんでっか??

それがやっていけるのです。

ネウロは設定上最強の存在ですが
物語が進むにつれてどんどん弱っていくのです。

その原因は、環境。
魔人であるネウロは魔界から来た生物。
それゆえに、人間界にいるだけで徐々に弱っていくという弱点があるのです。

初登場時が一番強くて、作中時間の進行で弱体化する主人公。
そんな縛り、ネウロ以外だと念能力者くらいしかいないんじゃないでしょうか?

グロ描写・ブラックユーモアが強烈

この漫画で賛否が最も別れる要素
それは強烈過ぎる表現です。

この漫画、初回からクライマックスだぜという勢いで人がお亡くなりになっていきます。
しかもそれが事件性のある描写なので、インパクト抜群。
まるで、ゴールデンカムイのように勢いよくお亡くなりになります。

さらに、犯人も特徴的。
最も有名なのは、至郎田正影でしょう。
この名前にピンとくる人は少ないでしょうが
ドーピングコンソメスープと言えば分かる人もいるのではないでしょうか。
数話しか登場していないのにネットでよくネタにされるのは
それだけ印象が強い証拠だと思います。

ネウロや弥子のキャラクターがクセになる

弥子は普通の人間であり
魔人であるネウロはいわゆるドSです。
必然、導き出される答えは、弥子の悲惨な未来であり、作中で弥子はずっとネウロの玩具にされます。

それはもう本当に、三歳児に与えられた人形のように扱われます。
殴られたり、引っ張られたり、放られたり、踏んづけられたり。
政府軍に捕まったレジスタンスですらもっと丁重に扱われるでしょう。
作中で最も人権のないキャラクター、それが主人公の一人であるはずの桂木 弥子なのです。

しかし、そんな弥子も普通ではない部分があります。
それは食欲。
彼女の食欲はもう以上です。
週刊連載時は、毎週違う鉱物を紹介されていたり
質量保存の法則を無視するくらいモノを食べたりします。

個人的に『とんでもねえ』と思った弥子の発言は
私 コンクリートでもバターと醤油で炒めたら食べられると思う」ですね。

この発言をしているときの弥子のウットリとした表情は
人間のしていい表情ではなかったです、はい。

どこで読める?魔人探偵脳噛ネウロの入手方法

大型本屋へ行けば文庫版が置かれていることは多いですが
通常の単行本はあまり見かけなくなってきましたね。

再アニメ化とかされれば別でしょうか
現在だとネットで注文するのが絶対に楽でしょうね。

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まとめ

  • この漫画は超王道少年漫画
  • 至郎田正影よりドーピングコンソメスープのほうが有名
  • 流石にコンクリートは無理

以上です。

『暗殺教室』『逃げ上手の若君』もサイコーに面白い松井優征ですが
個人的には『魔人探偵脳噛ネウロ』が一番好きですね。
デビュー作の荒々しさと作者が好き勝手描いている感じが
良い感じに混じって、凄く尖った作品になっていると思います。

その尖り具合が人によっては刺さらないかもしれませんが
僕にはガッツリ刺さってしまいました。

これだけ深く刺さってしまうと中々抜けそうにありません。

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