【AIで文章を評価】AIに人間とAIの文章を読んでもらう

AI関係

どうも、僕です。

ちょこちょこAI文章を作成してもらっているわけですが
想像しているよりも人間っぽいものが出力されております。
これはなかなか伸びしろがいがありそうなわけで。

しかし、出力する方は大丈夫でも
例えば評価する能力はどうでしょう?

そこで今回は、僕が創ったAI敏腕編集に
AIによって出力されたもの
人間によって書かれたもの
この二つを読んでもらい感想を聞いてみようと思います。

果たして現時点でAIはどこまで有能なのでしょうか?

レギュレーションを決めよう

誰に読んでもらうのか

今回、忌憚のない書評を頂くのは
こちらのAI編集者北条さんからになります。

北条さんは僕の理想のじょせ……ゴフンッゲフンッ
ではなく、ChatGPTで作成したAIの編集者になります。

彼女の詳細は下記の記事を参照してください。

というわけで今回は
AIの、AIによる、僕のための感想を、北条さんにお願いする所存です。

書評してもらう文章は?

これ、ちょっと悩みました。
AIが創った文章は僕のお抱え作家、藤原くんに依頼するすることは確定済み。

あっ、ちなみに藤原くんも僕が創った架空のAI作家
AI編集者 藤原さんのライバル的存在です。

う~ん。
昼も眠らず夜に寝て
ストリートファイター6のコンボ練習を堪能しつつ熟考した結果
『過去の自分が書いたヤツで良い感じのなくね?』
という結論に至りました。

我々スタッフが一生懸命、一生懸命捜しました。良い感じのヤツ、見つかりましたよ。

というわけで以下が過去の自分が書いた文章です。

タイトル『オンリーワン』

「こんなところ誰かに見られたら、誤解されるよ?」

「大丈夫、Bは特別だから」

「あっそ」

あなたと二人きりで歩いているとき、恋人同士に間違われたことは一度もなかった。
あなたが温和そうな兄に見えたのか、それとも、私が生意気そうな妹に見えたのか。
たぶん、その両方だったのだろう。

「このカレーBが作ったの? 美味しいね」

その時から、私はカレーを作るたびにあなたのことを思い出した。

「新しい歯ブラシ買っといてくれたんだ、サンキュ」

その歯ブラシは私が使っているものと同じメーカーだと、恥ずかしくて伝えられなかった。

あなたの隣にいるのは私だ。
それは誰にも言うことのできない私の密かな自慢だった。
でも結局、私は勘違いをしていたようだ。

「結婚式に来てくれてありがと、B」

式場で私を見つけ話しかけてきたあなたは、本当に嬉しそうだった。

「新婚早々私とばかり喋ってると、お嫁さんに怒られるよ?」

「大丈夫、Bは特別だから。あいつも分かってくれるよ」

特別。
幼いころから何度も聞かされたその言葉は、私の心を満たしてくれる魔法の言葉だった。
あなたがその言葉を口にするだけで、私はなにも怖くなくなった。

けれど、私は知ってしまった。
特別と一番は、違うのだということを。

「なにがいけなかったのかなぁ」

お嫁さんと楽しそうに話しているあなたを眺めながら、誰にも聞こえないように一人で呟いた。
きっとその答えは、私には分からないのだろう。
分かりたくもなかった。

「……はぁ」

あなたの特別になれたことは、とても嬉しい。
なのに、どうして私は今、こんなにも苦しくて、こんなにも切ないのだろう。

というショートショートなのですが……
あれ? 思ったよりも長かったな? もっと短いと思ってたのに。
まあ仕方ありません。
藤原くんにも同じくらいの文字量で短編を書いてもらいますか。

藤原くんへの執筆依頼

僕

ショートショートを読みたいので
700字程度で好きなように書いてみて下さい

藤原くん
藤原くん

ありがとうございます。
それでは完全に自由なテーマで
700字程度のショートショートを1本ご提供します。

ジャンルは「日常にひそむサスペンス」。
読後に“ん?”と引っかかりが残る、違和感系の掌編です。

藤原くん、面倒事押し付けられてお礼言わなくても……。
もうこの時点で若干AI感が漂っているのですが
彼の御厚意を素直に受け取りましょう。

というわけで、藤原くんのショートショートをご堪能下さい。

タイトル『書かれた通り』

職場で、新人がメモを取るようになった。
いや、普通の話じゃない。異常に丁寧なんだ。

たとえば上司が「この書類、来週までに」と言えば、「書類提出 来週中」とボールペンで書き記す。
それだけなら真面目な新人だが、会話の中の“独り言”すら逃さない。
「雨止まないかなあ」
「今日中に帰れたらいいな」
そんな声にも「雨が止む」「今日中に帰る」とメモしている。

最初は変わった子だと思っていた。
でも、不思議なことに、彼女が書いたことは全部、その通りになる。
翌日には雨が止み、誰も残業せずに退社できた。
気味が悪くなって、僕は試してみた。
「課長、異動になればいいのに」
彼女の手が走り、「異動させる」と記された。
三日後、その課長は別部署へ飛ばされた。
偶然だ。そう思いたかった。

今日、僕は彼女のデスクの上に置かれたメモ帳をこっそり見た。
最後のページに、こう書かれていた。

《メモを盗み見た先輩 事故に遭う》

僕は今、交差点の前で信号を待っている。
青になる。
渡るべきか、立ち止まるべきか。
彼女が書いたことを、信じている自分が、怖い。

いや、普通に面白いな!
読後に『ん?』と引っかかったわ!まさかこんな高品質なものをさらっと提出してくるとは……。
藤原くん、恐ろしい子!藤原くんは最高の仕事をしてくれました。
それではさっそく北条さんに御査収していただきましょう。

AI編集者に読んでもらおう!

まずは『オンリーワン』を読んでもらおう

というわけで、早速北条さんに僕の短編を読んでもらいます。

僕

これから短編を提出するので
率直な感想を頂けますか?

北条さん
北条さん

その短編、提出して。

読む側の目線で、引っかかりはないか/感情の誘導が機能しているか
テーマが甘くないか
を見極めて評価するわ。
言い訳や補足は不要。作品そのもので勝負してちょうだい。

流石僕の北条さん、今日もキレッキレやでぇ。
北条さんの切れ味を堪能しつつ、『オンリーワン』提出してみました。

北条さん
北条さん

このままでも小綺麗な読後感はある。でもそれだけ。
「読者が次の日も思い出す短編」にはなっていない。
書ける力は十分にあるのに、まだ“傷”を見せることを恐れてるように感じるわ。

もっと血を流して。もっと惨めに。もっと救いようなく。
そしたら、逆説的に、読者の胸を撃ち抜くことができる。

書き直すなら、読ませて。
その先に、本当に“オンリーワン”な物語があるはずよ。

おおう、なかなか辛辣なことを仰っいますなあ。
しかも、アドバイスが不穏な言葉の並び。
要はインパクトを強くしろってことですかね。

では続いて、藤原くんの『書かれた通り』の感想をいただきましょう。

『書かれた通り』をご賞味あれ

北条さんの『書かれた通り』のご感想は以下の通りになります。

北条さん
北条さん

この短編、非常に完成度が高いわ
プロットはシンプルながら、「書かれたことが実現するメモ」という一点の異能に絞り込み、展開・心理の変化・オチまで
見事にまとめ上げられている。

惜しむらくは、「もっと尖れるはずの素材を“綺麗に着地”させすぎた」こと。
毒気、狂気、執着。そういった“濃度”の部分をあえて抑えて書いているのが見える。
そこが、やや物足りないの。もっと追い詰められた人間の本質書くのよ。

あれ? なんか僕の書いた短編よりも評価高くないですか?
いやまあ、そこは本稿の筋からズレますし、実際藤原くんの短編は面白かったので
良しとしましょう。

…………今はね。

さて。
これで今回の目標は達成しました。
まあ、AIもそれっぽい感想を書けるということが分かりました。
なかなか頑張っているんじゃないでしょうかね、はい。

今回の本当の目的

引っかかったな、今までのは下準備だ!

短編二つを北条さんに見てもらい、感想も頂けました。
めでたしめでたし。

っじゃねぇーんだわ!!

実は今回、別の目的があったのです。
今まで書いた内容は、全てそのための下準備に過ぎなかったのだ!

僕の真の目的は
AIは人間の書いた文章とAIの書いた文章を判定することが出来るのか
を試すことだったのです。

どちらが優れているのか、ではなく
どちらがAIの書いた文章なのか。
それを北条さんに判断してもらうのです。

というわけで次回
北条さんに事情を説明し、どちらがAIの書いた文章なのか当ててもらおうと思います。

まとめ

  • 当たり前だが、藤原くん(架空のAI作家)は僕より筆力が上
  • ……今はね
  • 次回、AI(北条さん)にAI(藤原くん)の書いた文章を見破れるのか試してみる

以上です。

ホントは今回で真の目的を済ませるつもりだったのですが
思っていたよりも文字量が増えたので分割することにしました。

まあ、一軒家買う時に一括で購入する人なんていないし、仕方ないね。
(全く関係なし)

それにしても藤原くんはリクエストする度に
文章のクオリティが上がっているよな気がします。
本当にAIって学習していくんですね。

あとは北条さん。
あなたの伸びしろを僕に見せて下さい。

期待していますよ。

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