どうも、僕です。
自称読書家を気取っている僕ですが
当然、漫画も大好きです。
そんな中、好きなラブコメが完結しました。
『正反対な君と僕』という漫画です。
(以下、『君僕』)
依然と比べ、途中で読まなくなる漫画が増えている僕。
そんな昨今、こいつは非常にめでたい出来事。
というわけで今回は感想という名の
思いのたけをぶちかましていきたいと思います。
気合入れていこう! 押忍!
可愛すぎだろキャラクター!
明るく健全なラブコメのキャラクターたち
漫画である以上、キャラクターという要素はとても重要なのですが
この漫画の登場人物は本当にみんな良い子たち!
悪人登場一切ナシ!
明るい気持ちで読み進めていくことが出来ます。
僕は超絶陰キャネクラ野郎なので
リアルでこういう人たちを見ると妬み嫉み全開になるのですが
この漫画に出てくるキャラたちを憎むことはありませんでした。
というか、この漫画に出てくるキャラのこと嫌いな人がいたら
その人、人類全員のこと嫌いだろ。
そのくらい、裏表のない素敵なキャラ達が登場する漫画です。
その中でも特に気になるキャラを
三名ほど紹介します。
かなり厳選してますよ、これは。
THE 主人公 『鈴木 みゆ』
当漫画の主人公。
立てばおしゃべり、座れば陽キャ、歩く姿はただのギャル。
というTHE 今どきの女子高生です。
とにかく鈴木(呼び捨て)はいつも楽しそう。
家でだらだらしているときも、学校で授業を受けているときも、近所のコンビニでダベっているときも。
一人でいようが友達といようが関係なし。
鈴木の周囲はいつも輝いて見えます。
しかし、初登場時の彼女はそんな自身の立場を理解しているためか
周囲へ気遣いし過ぎており、若干お疲れモード。
良い子だからこその悩みといったところでしょうか。
まあ、元々素直で明るく元気な子なので
そこからすぐに立ち直り、いつもの輝かしい鈴木へ戻ります。
すでに鈴木の根明は形成済みなので
物語の進行で彼女の根源が多きく変わる、というようなことはありません。
鈴木が等身大のまま悩み、行動し、結果を出す。
大きなフィクションがないからこそ、読者は『鈴木 みゆ』という存在を身近に感じられる
のだと思います。
たぶん。
正反対な僕『谷 悠介』
主人公である『鈴木 みゆ』の彼氏であり
本編の成長投資枠でもあるメガネ属性の男子高校生です。
タイトルの『僕』にあたる人物ですね。
ぶっちゃけ、本編は谷くんと鈴木が付き合うことでスタートします。
前述の通り、鈴木は恋愛経験こそ未熟であるものの
友達も多くクラスで人気者、基本的には良い人間なので鈴木個人の成長はあまりありません。
(恋愛面は除く)
一方、高血圧まっしぐらの塩対応系男子、谷くんは
不愛想、口下手、マイペース、と協調性皆無。
教室の中でもどちらかと言えば、浮いた存在となっております。
ただしそれは、谷くんが真面目で人間関係に対して誠実であることの裏返し。
誰に対しても平等で、キチンと自分の言葉で相手と向き合う。
そこに鈴木は惹かれたわけですね。
まあ、こう書くとただのコミュ障としか思えない谷くんですが
もちろんそんなことはなく、普通に善人です。
そんな草食系堅物眼鏡である谷くんが
彼女である鈴木を通じて周囲と打ち解け成長していく。
それが『君僕』なのです!
面白いんだから大丈夫! 『平 秀司』
最初、この漫画に出てくる子たちはみんな良い子だと言ったな。
すまん、ありゃウソだ。
善玉菌たちの中に紛れ込んでしまった悪玉菌、それが平 秀司です。
いやまあ、ここまで悪く言う必要はないのですが
少なくとも平は谷くん以上に誤解されやすいタイプなのは間違いないでしょう。
ネガティブな発言が多く、初めから否定しがち、そして相手の幸せを素直に祝えない性根。
うん、こりゃ友達少ないわ。
でもね、そこが平の良いところなんですよ!!
なんというか、見ていてメチャクチャ共感してしまうんですわ!
自己評価が低いからこそ穿った見方しか出来ず、自信がないゆえに周りに溶け込み切れない。
周囲の人たちが陽キャだからこそ、平の暗さがよりハッキリ浮き彫りになってしまうのです。
でもね、平。
お前大丈夫だよ。
だってお前、面白いから!!!
『君僕』の登場人物はほとんどノリだけで発言しております。
中身のない会話や思い付きの言動がメチャクチャ多いのです。
そして、その全てを、平は受け止めるのです!
それはまるでテレビ番組でMCをこなす大物芸能人の様に
平は見事に捌ききるのです。
相手の雑な発言を一つ一つ丁寧に処理していく平がね
悪い奴なわけないんですよ!
だから、平も間違いなく良い子!
はい、決定!
面白いのはもちろん、読んでいて楽しい『君僕』
すごい作者楽しそう
『君僕』を読んでいて思うこと。
それは書いている作者がとても楽しそうだということです。
キャラクター同士の子気味良い会話。
高校生のころ、誰しもが体験したであろうあるあるネタ。
大人でも子供でもない年頃だから感じるノスタルジーな雰囲気。
それらを眺めていると
作者はこの漫画を楽しく描いているのだなあと伝わってくるのです。
僕が特にそう感じた場面は、キャラクターの描写です。
『君僕』では、キャラクターの心情を吹き出しだけでなく
背景やオノマトペで描かれていいる場面が多いです。
僕はこれを、作者の筆がノッている証拠なのだと捉えました。
描いていて楽しくて楽しくて
キャラクターのことをもっともっと描きたくて
コマの中にその感情が溢れてしまう。
そういう作者の感情が伝わってきて
読んでいるこちらまで楽しい気分にさせてもらえるのです。
なんと言えばいいのでしょうか。
こういうライブ感(?)がスッっと染み込んでくる漫画は結構貴重だと思うんですよね。
恋愛漫画? そうそう、こういうのでいいんだよ
『君僕』は本当にドロドロした場面がありません。
鈴木と谷くんは試行錯誤しつつも最初から最後までお互いのことを想っていますし
他の登場キャラクター達もマイペースにそれぞれの恋愛を楽しんでいるし
あの平ですら甘酸っぱさがほんのり香っているのです。
マジでストレスフリーで読める恋愛漫画です。
もうね、あれなんですよ。
別れたり、相手を傷つけたり、悪くないのに可哀そうな人が出てくるのはね
読んでいて重たいんですよ、多大なカロリーを必要とするわけなんですよ。
最初から最後までみんなハッピー。
甘やかされて育てられた末っ子であるこの僕には、『君僕』が本当にちょうど良い恋愛漫画なのです。
まとめ
- 鈴木は良い子
- 谷くんも良い子
- もちろん平も良い子!
もうこれがまとめでいいでしょう!
いやだってね、読んでもらえれば分かってもらえると思うんですよ。
マ~ジで楽しい漫画だから。
マ~ジでストレスフリーで読めるから。
マ~ジで作者楽しんでるから。
平に廻天(リッパーサイクロン)って言わせてるのマジで最高だから!!
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