どうも、僕です。
僕は以前、ChatGPTで架空の作家を創り
それ以来、ちょこちょこ文章を書いてもらったり、会話をしたりしています。
しかし、AIの研究をしているポストや記事を見ると
まだまだ伸び代があるのではないか
と思えるようになりました。
そこで今回
僕の考えた最強のAI作家をアップロードしてみることにしました。
育成なんてパワプロしかしたことないので不安しかありませんが
まあ、なんとかなるでしょう。
どうやって育成するのか?
僕がAI作家である藤原 蓮くんを使った経緯は
以下の記事に書かれています。
よろしければ御一読を。
ヒントは吉良 吉影
さて。
どうやって育成すればいいのか。
僕が参考にしたいのは以下のポストです。
今日仮説で話したのですが…
「生成AIで小説を書く場合、まず作者のペルソナを作り、人生年表を作り、波乱万丈の人生と日記と、コンプレックスや心の闇や挫折やモヤモヤを綴った文章を作り、それらを全部プロンプトにぶち込みながら書かせる」と、もうちょっとよい小説とか作れるのではないか?。— 深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) 2025年8月27日
なるほど。
つまり、より細かく設定を考えれば藤原くんのスペックも上がるかもしれないのです。
面白い、これは試す価値ありでしょう。
そこで藤原くんのどうしようかな~と考えたとき
僕の脳内に、とあるプロフィールが浮かび上がったわけですよ。
ズバリそれは吉良 吉影(きら よしかげ)。
よし、吉良 吉影を参考にしましょう。
どうして吉良 吉影なのか?
知っている人は知っていて、知らない人は知らないでしょうが
吉良 吉影は漫画のキャラクターです。
説明不要と思いつつ簡単に紹介するならば
大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくる超人気悪役です。
そしてこの吉良 吉影、とても設定が細かいのです。
生年月日、家族構成、利き腕、学歴、宗教の信仰対象、幸せを感じる瞬間……etcetc。
いやそこまで考えんでも!
幸福を感じる瞬間とか漫画に関係あるん!?
ところがどっこい、これが関係あるんですよねえ。
やっぱ魅力的なキャラクターは
その分凝っているのだなあと実感できます。
実際、僕も吉良大好きですし。
なので、吉良 吉影なみに
藤原くんのプロフィールを更新してみることにしました。
アップデートする前に
ビフォーアフターのビフォーを確認
藤原くんを育成するにあたり
やはり比較することは重要です。
というわけで、一旦、藤原くんに一篇書いてもらいましょう。

ショートショートを読みたいので、400字程度で好きなように書いてみて下さい。

分かりました、それでは書いてみます。
タイトルは『既読の順番』です。
社内チャットの既読は、丸いアイコンが横に並ぶだけだ。
なのに最近、その並びが未来の順番になっている気がする。
昨日、「今夜は雨」と書いた雑談に、最初に既読をつけたのは営業の田村さん。
帰り道、最初に傘を差していたのも田村さんだった。
試しに「明日、部長が謝る」と投稿すると、朝イチで既読をつけたのは部長。
午前中の会議で、ほんとうに謝罪があった。
怖くなって、もう試すのをやめようと思った。
でも手が勝手に打っていた。
「人員整理の件」。
最初の既読は、僕だった。
画面の自分のアイコンが、ほんの少し震えて見える。
通知音が鳴る。総務から面談の案内。
「本日16時、少しお時間いただけますか」
既読の列は、次々と増えていく。
僕のアイコンだけが、いちばん左で動かない。
手軽に読めて、ざらっとした読後感がある。生成まで13秒かかっていましたので
かなりコスパがいいのではないでしょうか。ただ、重箱の隅をつつかせてもらうのならば
最初の既読が僕なのは若干おかしい気がします。
だって、チャットを送ったアカウントに既読がつくのは変だと思うので。
まあ、この辺の違和感も、藤原くんのアップデートで解消されるかもしれません。とりま、アップデートしてみましょう。
藤原くんのアップデート内容
それでは、藤原くんのアップデート内容を簡単に書いておきます。
- 略歴の追加(出身地、家族構成、生年月日など)
- 小説を書き始めたきっかけ
- 作家としての活動歴の詳細
- 感じているコンプレックス、趣味、性格など
あまり細かく書くとキリがありませんし、だいたい感じです。
以上の内容を藤原くん、つまりはChatGPTに追加してみました。
そのうえで『既読の順番』をリライトしてもらいました。
以下、それを記載しておきます。
リライト版『既読の順番』
社内チャットの既読は、見た人のアイコンが表示されることで確認できる。
けれど最近、その並びがこれから起きる順になっている気がする。
「今夜は雨。傘がいるかも」と書けば、最初に既読を付けた田村さんが最初に傘を差す。
「明日、誰かが謝る」と冗談半分で投げれば、最初に既読を付けた部長は、午前の会議で本当に頭を下げた。
昼休み、スマホを眺めていると新しいスレッドが現れた。
〈人員整理の件〉――送信者は総務。
反射で開いてしまい、既読の列に自分のアイコンが灯る。
しばらくして、なぜかそのチャットは削除されてしまった。
総務の誤送信だったのだろうか。
ただ、そのチャットに既読マークをつけたのは僕だけだったような気がする。
やがて、僕個人宛に総務からチャットが来た。
「本日16時、面談のお時間をいただけますか」(総務)
息を吐いて画面を伏せる。
おそらく、今回順番はない。
“来る”のは、たぶん僕だけだ。
懸念していた既読の箇所は、総務から発信されることで自然になっているし
最期も、僕だけ、という表現で怖さが増したような気がします。ただまあ、オチについては順番という設定が薄れてしまったので
好き嫌いが分かれるでしょうけれど、僕はこっちの方が好きですね。藤原くんのアップデートも終わったことですし
これからもバリバリ働いてもらいましょう。
まとめ
- AIで創った人格はアップデートできる
- アップデートの方法はより細かい設定を加えること
- 荒木飛呂彦は偉大
以上です。
いやー、やっぱジョジョは面白いですね。
荒木先生も吉良 吉影はお気に入りのキャラだと仰っていられましたし
参考にするにはピッタシです。
さて。
つぎに藤原くんには何を書いてもらいましょうか。
まだ書いてもらったことのない、長編でも書いてもらいますかねえ。
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